2010年3月27日土曜日

福沢諭吉と航空幕僚長

 wikipedia

1万円札の肖像の主・福沢諭吉と
自衛隊幹部として憲法を否定した前航空幕僚長・田母神俊夫氏

この愛すべき2人には、共通点がある
その発言を見てみよう

福沢諭吉: 
「金と兵は有る道理を保護するの物に非ずして、無き道理を造るの器械なり ・・・
本編(1881年「時事小言」)立論の主義はもっぱら武備を盛んにして国権を皇張するの一点にあり。 事情切迫におよぶときは、無遠慮にその地面(アジア諸国)を押領して、わが手をもって新築するも可なり」(福沢諭吉全集第5巻108ページ~)

田母神俊雄前航空幕僚長:
「核兵器を持たない国は核兵器を持った国に最終的には従属させられることになりかねない」
(2008年11月28日付産経新聞インタビュー)

(参考)
田母神氏、核武装の必要性に言及 産経新聞で

 歴史認識に関する政府見解を否定する論文を発表して更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長が28日付の産経新聞のインタビューで「民主主義だったら核武装すべきだという意見もあっていい。核兵器を持たない国は核兵器を持った国に最終的には従属させられることになりかねない」と述べ、日本の核武装の必要性に言及した。

 日本は唯一の被爆国として非核3原則を堅持しているだけに、前空自トップが核武装を求めたとも取れる発言をしたことは、近隣諸国に懸念を与えかねないほか、文民統制(シビリアンコントロール)の問題もあらためて問われそうだ。

 これに関し河村建夫官房長官は同日午前の記者会見で「退職した人の発言にコメントする立場にない。それぞれ言論の自由は保障されている」と述べるにとどめた。

 インタビューで田母神氏は「北朝鮮が核兵器を持ちたがる理由は1発でも米国に届く核ミサイルを持てば、武力制圧が絶対できなくなるから」と指摘。その上で「核兵器の基本が日本では議論されたことがない。核兵器を持つ意思を示すだけで核抑止力はぐんと向上する」と強調している。
2008/11/28 12:13 【共同通信】