1897年8月22日「時事新報」(社主・福沢諭吉)から
「王政維新の前後に日本国中の人が専ら老生の著訳書ばかり読んで文明の新知識を得たるは紛れもなき事実にして、或いは維新政府の新施設も拙著の書を根拠にして発表したるもの多く、暗に政府のお師匠様たりしことは、故老の忘れざるところなり」(福沢諭吉全集第20巻)
その諭吉は、天皇制について「愚民を篭絡するの一欺術」といっています.(全集第5巻)
また、「馬鹿と片輪に宗教、丁度よき取り合わせ」といっています.(全集題20巻)
東京招魂社が、靖国神社になったころです.
「日本は天皇を中心に歴史が作られてきた.
国が強くなることが大切、近隣諸国の領土・資源・労働力・文化遺産を奪いとれ.
天皇のため、国のためには、『カネ』も出せ、命も出せ!
死んだ後には靖国神社がある」
諭吉は、国民を馬鹿と見て、これをだまして税金と命を取る、そのダマシのシステムが天皇制と靖国神社だと考えていたのでしょう.
真に賢い師匠でした.
今の日本も、その師匠を一万円札の肖像として、毎日拝ませています.
ダマス者が賢く、国民は愚民!
それが、日本の伝統と文化でした.