2009年4月4日土曜日

ポチの国

 
「日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ヅルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレザルベカラズ」
(「ポツダム宣言」)



「日本国民をだまして、侵略戦争に引き込んだ勢力は永久に除去する」という意味です.


昭和天皇が、「終戦のラジオ放送」(録音サイト引用)で「ポツダム宣言受け入れ」(資料サイト引用)を日本国民および世界に通知したのです.


同時に昭和天皇は、「国体の護持(天皇制の維持)」の希望を出していました.(同ラジオ放送)


日本国憲法第1章には「天皇」が、前文と第2章(第九条)には「恒久平和」と「戦争の放棄」が記載されました.


一方、侵略戦争に責任のある東条内閣の外務官僚(吉田茂)や、商工大臣(岸信介)は、それぞれ戦後日本の首相となりました.


この二人の孫の安倍晋三氏や麻生太郎氏も、日本の首相となりました.



この一連の経緯は、日本が侵略戦争の清算を2009年3月現在まだ終えていないことを示しています.


これは、日本を占領した連合国の主要国・米国が、戦後の日本の統治と世界政治での自国の立場を有利とするための、非民主的な政策でしたが、日本の独立と利益を大きく損なうものでした.



一部の者を従(属)者として日本を従えてきた米国の政治は、オバマ大統領で変化しつつあります. しかし、そのポチの国はまだ独立してはいません.